アンティーク家具の魅力 15 Sofa

ちょっとここらでスタイルからジャンルへと話を変えてみたいと思います。

Sofaにはなんだかたくさん呼び名があります。

Sofa,Couch,Canapé,Settee,Settle,Chaise-longue,Day bedなど,

たくさんの呼び名が出てきました。

現在は主に、Settee =イギリス英語 Couch=北米英語 Canapé=フランス語で使われているようです。

イギリスからの視点で見ると、

この原形はsetteeやsettleから来ているようです。

   

Setteeは木製のアームチェアーを2つ、3つくっつけて大勢で座れるようにしたもの座ることを目的にして作っています。

Settleは木製の長いベンチで、ひじ掛けと高い背もたれがあって、これも大ぜいで座れるようになっています。

ここは推測ですが、やっぱり誰もいないときに長椅子を見つけると、寝そべってしまうのではないでしょうか、

そこから、もっと快適になるようにクッションを置いたり、昼寝ができるようにひじ掛けを低くして、まくら代わりにしようというほうに

考えが進むのはとても納得がいきます。

Day bed ,chaise-longueは イギリスとフランスでの使い分けで、

体を伸ばしてリラックスできるように、背もたれが大きくなってクッションが入り、脚を伸ばせるように長くなっています。

イギリスの初期のDay bedはベッドのひじ掛け、背もたれが大きくなって、体を倒して、枕の代わりになるように工夫されています。

その長椅子などの大きな椅子にもっとクッション性をとりいれて、リラックスして座れるようになったものが、

Sofaと呼ばれるようになります。

フランスでも同じような進化をとげて、Chaise-longueからCanapéやCouchへと発展していったのだと思われます。

Couchは古フランス語でベッドという意味合いがあったので、アイディアとしてはベッドでしっかりと寝るのではなくて、

昼寝用につくられたものとサロンなどでリラックスして会話を楽しむために作られたのものがあるようです。

各地域、各国でアイディアが同じでも呼び名が変わっていったものと思われます。

Couchは背もたれが低くなり、肘掛のうち一方が首や頭をもたれさせられるように高くなっているものでした。

今でもイギリスではCouchはSofaと意味合いの違うものとして使われているようです。

Sofaは座るためのもの、Couchは寝るためのものとして使われているようです。

また現在ではアメリカでは、Couchは2人掛け、フランスのCanapéは3人がけが多いようですが、

18世紀後半ごろのCanapéは一回り小さく1.5人分という感じの大きさのものが多く、

小ぶりでセンスの良いものが多く作られています。

日本語にはソファもカウチもカナペも入ってきていますね。

カナペは食べるものにもありますし、英語だか、フランス語だかよくわからずに使っていましたが、

意外とそれぞれに意味合いがあるものですね。

 

masamune について

マサムネ工房管理人の細川です。 アンティーク家具の修復や住宅の補修などをしています。 四国での生活や日々の仕事の中で感じることなどを書いています。
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