修復の順番 3

耐久性が先、美観が後
③木工の構造部分の修復
とにかく構造がしっかりとしていることが大切です。
ジョイント部に隙間がないか。
ジョイント部が動いていないか。などを確認します。
しかし箱の構造はシンプルですから、
ほとんどが強度をしっかり保っています。
その次に美観として、ツキ板のはがれや、浮きなどをチェックします。
ツキ板はイギリスとアメリカから輸入したストックの中から
木目や色の近いものを探して、貼り合わせます。
参考例 マサムネ工房 木部の不具合
http://hakoya.masamune-workshop.com/ref01.html
この時に使う接着剤としては
昔ながらのアニマルグルーとフィッシュグルーを使っています。
IMG_1484.jpg
瓶のなかにとかしたアニマルグルーが入っていて、
小さなポットで温めています。
どちらも膠としてよく知られています。
アニマルグルーは粒状の乾燥したものを水で戻してから
湯煎して溶かします。トロトロになってから筆などで塗っていきます。
フィッシュグルーはすでに溶けた状態のものを使っています。
どちらの膠も熱で溶かすことができますので、
将来的にも修復をするときに、
もう一度拭い去ることが可能です。
この部分が大切な考え方になります。
こちらで購入可能です。
ピアノリソースセンター
http://www.piano-re.com/bond.html


masamune について

マサムネ工房管理人の細川です。 アンティーク家具の修復や住宅の補修などをしています。 四国での生活や日々の仕事の中で感じることなどを書いています。
カテゴリー: 修復 パーマリンク