修復の基本11 木工部分の修復 1

解体が終わった時に、もうこのsofaなおすの無理じゃないかと思いました。

ジョイントはこんなだし、腐ってるし、破断して部材がなくなってるし、

 

 

これを少しづつ、少しづつ最小限の範囲で削ったり、カットしたりして、

まっすぐな1本のフレームに直していきます。

この時はもともとの部材が欠損していますから、もうこの新しいピースは

一度くっつけたら、外す必要はありません。それよりも強度を重視したい部材ですでの、

接着剤もアニマルグルーよりも接着力の強いものを使います。

2液のエポキシタイプのものや、日本でいうところの白ボンドなどを使います。

4本のフレームすべてに新しいピースをはめてやり、ジョイントの仕口を加工して

フレームを組みなおしました。

あんなに反っていた長手のフレームも組んでみるとちょうどいい感じに組み上がりました。

毎日少しづつの作業を積み重ねるのですが、その一つ一つの作業を丁寧に積み重ねておくと

集大成としての仕上がりは格段にレベルアップしたものになることが分かりました。

あまり先のことを考えても、その通りにならないので、このころから目の前の仕事に没頭するようになりました。

未熟な腕でも目の前の仕事に没頭することで、少しづつ目に見えない進歩をしたいたのでしょう。

 


masamune について

マサムネ工房管理人の細川です。 アンティーク家具の修復や住宅の補修などをしています。 四国での生活や日々の仕事の中で感じることなどを書いています。
カテゴリー: 修復 パーマリンク