修復の基本5

19th C Mahogany music stool

とっても深いワイン色のマホガニーで作られています。すばらしいプロポーションをしていて、

脚の部分のフルーティーンと呼ばれる、溝の入った装飾は、リージェンシーの時代の面影を

残しております。

工房に入ってきた時はサポート部分のレールがボロボロになっていて、

使い古されて、疲れきっていましたが、修復を終えた姿を想像するだけで、

これは、きれいになるぞという予感がしました。

経年変化で黒くなっている部分と、よく触られことによって、ワイン色の明るいところの

陰影がとても印象的です。この部分の色合いをしっかり残しながら、強度を出せるように考えることが

課題となりました。

とくに、くるくるとまわしながら座面の高さを調整する溝のかみ合わせの調整と、

脚と脚の間を取り持つクロスストレッチャーの破損を直す部分が

今回のポイントとなります。

 

 

 


masamune について

マサムネ工房管理人の細川です。 アンティーク家具の修復や住宅の補修などをしています。 四国での生活や日々の仕事の中で感じることなどを書いています。
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修復の基本5 への2件のフィードバック

  1. Masahiko Hosokawa のコメント:

    ピアノを弾く時に使っていたみたいですよ。

  2. Hiroaki Yoshida のコメント:

    今ままでののチェアーもいいけどこのスツールもいいですねー

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