アンティーク家具の魅力=木の魅力ともいえます。
これも個人の好みがあります。アンティーク家具の魅力4で紹介したような
メローな色を好む人もいれば、漆黒の濡れ色になる濃い色を好む人もいます。
今回ご紹介するマホガニーでは、密度が濃くて比重が重いものです。
とても密度が濃いので、彫刻などをするとシャープにエッジがたちます。
同じデザインの椅子の脚の先端ですが、細部を比べるとこんなに違いがあります。
おじさん(お城の修復の長)が、「どうだ。」といわんばかりに見せている
マホガニーは200年以上経過して、この薄さでこれほどのまっすぐさを保っています。
机のなかに使われている各パーツも
素晴らしいマホガニーで作られていて、見るからに密度の濃そうな色をしています。
いまではこれほどのマホガニーは大変高価なものになっていて、
修復に使うために探すことも困難になっています。