明らかに何かの角をぶつけて陥没した建具の傷です。
傷は30mmほどの傷で1時間ほどで治りましたが、なんでこんなにしっかり傷をつけたのだろうと、
不思議でしたが、現場内が狭かったのです。
これは、意外なことですが、現場の敷地面積が広くて、階段の幅が広かったり、
部屋のなかに引き戸が多用されていて、広く使えるようになっていると、
意外と傷の数のが少ないようです。
推測ですが、たとえば廊下で、一人の職人さんが仕事をしていても、
後ろを容易に通るスペースがあると、
壁や柱にぶつかることが少ないのだと思います。
建具や設備を設置するさいも、寝かしたり、起こしたり、向きを変えるのに、十分なスペースがあると、
取り回しがきくので、ぶつけたりする確率がぐっと下がるのだと思います。
それでも、納期までに日にちのない仕事では、
傷の数は増えますが、都会の現場に比べると、
おおむね傷の数は少ないようです。
これは、敷地にも余裕があるので、
職人さんは車を止めるスペースを心配しなくていいことや、
道路状況も混雑や事故が少なく、現場での仕事に集中できるということがあります。