検査の間にできた傷なんていうのもありまして、
建物が完成して、引き渡しが終わるまでに、
工務店の検査、発注元の検査、お施主様の検査など、
何度も検査が繰り返し行われて、
より良い状態で引き渡しが行われるように、
本当に注意深く扱われているように思います。
履物も土足でいいところ、うち履きをはくところ、靴下でないとダメなところなど、
汚さないように、傷つけないように細心の注意が払われます。
そんな厳重警戒体制でも、写真のような傷はできるもので、
いつどのようにしてできるのかも謎です。
こういったスポットの傷はそこだけを治すので、
現場へ早く出向いて、なるべく人の目に触れる前に治すことが肝心です。
ですから、こちら補修屋としても、ピリピリした監督さんたちの気持ちを察して、
何も言わず、さっときれいに治して、さっと退散します。
極力、そこには補修した痕跡を残さないように努力することが、
工務店さんたちの引き渡しのストレスを軽減できると思っています。