以外とこういう傷が、補修屋が現場に入って悩む箇所。
「単一色」という言い方をしますが、
木目がなくて均一に塗られたパネルのようなものを治すには、
吹き付け塗装できる道具が必要になります。
そして、その道具たちは大きくてかさばるので、
病院やホテルなどの場合、
何階も移動しながら傷を治していく必要があるのです。
なかなか体力的にも大変なのです。
過去一番最悪だったのは、16㎏あるコンプレッサーと大きな道具箱一式をもって20回建ての
マンションを登ったり、下りたりしながら作業したこと。その日は大雪で停電。
エレベーターを使えずに階段で大雪の中、大汗をかきながらの作業でした。
しかし、この日、外の気温は32℃に上がる中、施設の中は空調のテストでクーラーききまくり。
涼しかったので集中して作業することができました。
やはり、こういった傷を治すには最初の調色が肝心です。
しっかりと時間をつかって色と艶を合わせておけば、後は流れ作業で済んでしまいます。
今日は仕上がりもよく、涼しい環境で終えられたラッキーな一日でした。