白木の補修を頼まれることもあります。
これは注意が必要なのですが、
白木とはいえ、時間の経過とともに、
日焼けをしていくため、色が濃くなっていきます。
しかし、補修跡はそのままの色でのこりますので、
将来的に目立ってくる可能性があります。
そのへんのご了解をいただいて、補修作業をしております。
パテを同じ色で作って充填し、着色だけで傷を隠蔽します。
最近は水性のパテがお気に入りで、割とざらっとした質感に仕上がるため、
色が合うときは仕上げに水性パテを刷り込んで
仕上げとするときもあります。
補修作業は時間が限られているため、
密着性と隠ぺい力、そして乾燥の速さを考えると
どうしても、溶剤系の材料を使うのですが、
入居済みでは匂いがするため、使うのをためらいます。
水性の材料も出てきていますので、
実験で試したりしています。
まだまだ、主力となるには時間が必要ですが、
思ったよりも乾きが早くて使えそうな印象です。
耐久性は間違いないので、あとは隠ぺい力の問題だけですね。
最近の水性塗料には目をみはる性能があり、
きちんと材料のトレンドを追いかけていないと、
すぐに時代遅れの補修屋さんになりそうです。