築年数のけっこう立っている建物の会議室のドアパネルです。
突板が厚く、オイルが塗られており、方向変色するので、かなり厄介な代物です。
ですが、高級品はなおりがいいの法則どおり、
色合わせしたパテとステインである程度目立たなくなりOKをもらいました。
最近は普通の補修のレベルをより上げるために、
パテでの色合わせ、
着色での艶合わせの2点に重点を置いて日々の作業に取り組んでいます。
なんでも埋めて、上から分厚く着色して隠蔽するのではなく、
パテの色も、着色の色も少しづつ光にすけながら、
多重構造で色合いをあわせていくと、
深みのある色合いになり、
仕上がりになっとくが行くようになってきました。
色あわせの段階で艶も合わせるというのは、
なかなか難しい作業ですので、
これはまだまだ改良の余地がありますが、
もし、色を作る段階で、
艶の高低を作れるようになれば、作業の効率は上がります。
もうそろそろ15年が過ぎようという補修屋家業ですが、日々精進です。