絞り丸太を使ってオブジェクトが完成していたのですが、
あまりの気温差で割れが発生しておりました。
写真は作業前後で違うものですが、
割れの入っていたものと、割れを修復して目立たなくしたものです。
柱にはオスモカラーで塗装されており、割と濃い色で木目が薄くなるほどでした。
現場はかなりの高地でしかも今年の寒さもあって、
夜になるとマイナス15℃昼は10℃ほどまで上がり、
気温だけでも25℃の差はかなりのものです。
そのうえ現場でもストーブを焚いて暖を取っていたようで、
柱の乾燥が進むことになったと思われます。
ためしに1本補修をして、ひび割れたりしないか経過を観察することにしました。
春になっても補修に変化はなく、割れも増えたり幅が広がったりしなかったので、
補修することになりました。
丁寧に割れの内側に接着剤と木片を詰めていき、
表面の色を合わせていきました。
無垢材そのものの色では補修は困難でしたが、
着色されていたので、ほぼわからなくなりました。
2日間の作業でした。