住宅建材の補修(リペア)

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長尺シートの補修と水性塗料の考察

年数のたった工場の2Fの事務所の改装で、スチール枠を移設して、扉を付け替えるという工事の際に
ボルトで止めれば良いのに、なぜか溶接で取り付けをしてしまったようです。
床の長尺に火花が飛んで、シートを焦がしてしまったみたいです。
数百箇所もあるので、タッチアップで補修することとなりましたが、
表面には長年堆積したワックスが層になって固まっていますので、
シンナーで溶かすようなことがないように、
初めは水性塗料を使用してみました。
懸念は結構強いポリッシャーで清掃をするようなので、
水と摩擦にたして、ある程度の抵抗がある方がいいという点です。
水性塗料では表面が固まってから、雑巾で擦ると撮れてしまいました。
色の隠蔽力や匂いの問題、表面のワックスを犯さないなどメリットもあるのですが、
塩ビへの密着の相性が良くないようです。
それに対して、溶剤の塗料は塩ビの表面を少し溶かして密着するようで、
雑巾で擦っても問題はありませんでした。
今回は焦げ跡を見えなくすることが以来の目的ですので、
溶剤を使用しましたが、
もし、匂いが出ない方がいいなど他の要望が強い場合には
水性も使えるようにしておくことはメリットがあるなと思います。
今までは溶剤の塗料しかなかったのですが、
こういった場面でも選択肢ができたということは、
お客さんの要望に合わせた補修ができるということで、
今後は塩ビに使えるプライマーを探していけば、
将来的には水性塗料でもいける気がします。